初老の詩

初老の生活をつづります

海が見えた。

f:id:sunameri_ojiichan:20191208095042j:plain

海が見えた。

海が見える。


放浪記のそんな一節がよく似合う

故郷


列車が海に差し掛かると潮の香りがする気がする

実際にそれを感じるのは駅に降り立った時


通学にも使った渡船で島に渡る


実家の周りはここを出た30年前とほぼ変わらず

というより30年分劣化しただけ


この時間テレビもつけず寝転がっていると小鳥のさえずりが聞こえほのかな潮の香りがする